太っちょ母ちゃんのドタバタ日記

一般社団法人OMOYAI代表 薬剤師、ハーバルセラピスト、アロマテラピーアドバイザー。予防医療や、子どもの教育を中心に教室運営、講演活動、イベント企画をしています。脳性マヒの中1男子と旦那様の3人暮らし。

息子とぶつかり合う

昨日、息子とぶつかり合う。

原因はとっても些細なこと。

私の体調がおもわしくなくて、貧血と全身の痛みで

倒れそうな状況の私と、話を聞いてほしくて

マシンガントークを始める息子。

空気読めー!な私は、声を荒げてしまった。

痛いって人それぞれ感覚が違うし、

貧血の症状を体感したことがない僕が

わかるわけないやん。な息子。

彼の世界を理解出来ない時に

俯瞰して状況を見つめ頭の中にある情報を

繋ぎ合せて、整理して対応する。

そして、話し合いをする。

それが、いつもの私達親子の関係性。

「個性」として息子の全てをありのままに受け止める度量が

なかった私なりの価値観や視野を広げる方法。

そうじゃないと、私の中のモヤモヤが

積もっていくし、また同じような事で

立ち止まってしまうから。

机上の学びは沢山してきた自負がある。

じゃないと、以前の私の狭い世界では 彼を受け止めて育てる自信がなかったから。

彼を矯正するのは、嫌だった。

なぜ、彼が言葉のまま受け取るか

なぜ、人の状況を読み取りにくいのかなどなど。

色んな情報を頭に叩きこんだ。

きっと、国家試験より勉強したはず(笑)

彼が自分のままでそれを周りが理解してくれる世界。

理解なんていらない。僕は僕のままで生きていく。

と自分に集中出来る世界を生きていく。

それが、彼が楽に生きていける社会だろうし、その中で生きていけたらいいだろう。

ありのままを受け入れてくれる方達が

彼の周りに広がっている事実はあるけど、

そこから1歩先に出ると、現実はそうじゃない。

その現実で生きないという選択もあるけど、

息子はそれを望んでいないらしい。

どちらかといえば、まだ理解が広がらない

世界に踏み込んで、新しい価値観の雫を落として

いくことを目標に生きている。

だから、彼が生きていくには

周りを知ることや、理解する力も必要になる。

それをサポートするのも、親の役割だと

思うから彼が感じることや視点の違いを

矯正することなく多くが生きている社会と

繋ぎ合せていくことをやっている。

通訳のような役割が私。

そこを意識しているけど、感情に流される時もある。

昨日がそれ。

バカみたいに大声を出し、泣き

なんでわかってくれない?と息子に

自分の欲求をぶつける。

息子は息子で、

なんで泣いてるかわからない私に恐怖を

感じ、嫌悪感をそのまま態度や言葉にする。

思春期前期に突入し、自意識と客観的な

事実の狭間で揺れ動くなかで、その差の

大きさを口にするようになってきた息子に

とって、身近な人間が全く理解出来ない

状況に恐怖や、違和感を感じることは

当たり前だと頭ではわかっているし、

両価性が高まる時期の親との関係性も

頭ではわかっている。

でも、頭の情報と感情は別物。

感情は感情でしかない。は私の口癖。

でもその感情によって、ぐちゃぐちゃになってる

自分をどこか俯瞰してる自分もいて、

それがカッコ悪いと思う価値観で生きてる

自分をなんで?とも問いつつ…

色んな自分が吐露して昨日は忙しかった(笑)

冷静になって、再度息子と向き合って

話をした。

彼が今調べているのは、

思春期、感情、行動心理、真理、サイコパス

発達障がい…

彼も彼で自分を多角的に捉えて

研究しているらしいことを知った。

ぶつかり合うことは、無駄なエネルギー消費だと

思っている親子。

でも、時には必要なのかもしれないと

思った昨日。

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