太っちょ母ちゃんのドタバタ日記

一般社団法人OMOYAI代表 薬剤師、ハーバルセラピスト、アロマテラピーアドバイザー。予防医療や、子どもの教育を中心に教室運営、講演活動、イベント企画をしています。脳性マヒの中1男子と旦那様の3人暮らし。

障がいがなかったとして

もし、障がいがなかったとしても息子さんの今の選択を受け入れましたか?

そんな質問をいただいた。

彼がまだ幼少の頃 私は健常者に近づけようとしていました。

でも、小さい彼が私の手を拒否し、 やりたい事に夢中になる姿はとても幸せそうでした。

私が判断して彼の生き方を決める事じゃない。

毎日の生活の中で、自分のエゴから来るものを 少しずつ手放していきました。

障がいがある。

それも引っくるめての彼だと思って 生きてきました。

障がいがなかったら。を改めて考える機会をいただきました。

多分、彼がその時考えてる事をサポートし、見守るというのは変わらないです。

もしかして、今より口を出すかもしれないし、逆にもっと何も言わないかもしれませんが事実として そういう状況じゃないので、なんとも言えません。

ただ、私が経験した苦しい思いや、楽しい思いは、私のものでしかなく、他の人にそれが当てはまるかどうかはわからない。という感覚的なものは、思春期だった時期に私なりに実感して見つけた答え。

それが根底にあるので、親子といえど 共感しあわなくていい。

自分で生きていく道は、自分で見つけたら?と思えるまでにさほど葛藤がなかったのかもしれません。

ただ、まだ補助はいります。

金銭的にも、体の成長においても、精神的なことにおいても、経験値がある先を生きてきた人としてサポートすることが私の役割です。

旦那様は、旦那様の考えがあるから そこは、私も関与しません。

両親の意見や考え方が違うことがあるので 息子が戸惑うこともしばしば。

色んな考え方を知るのも必要だと思うし、 家族だからって同じじゃない。という環境が彼の日常です。

私には、私の考えがあり 旦那様には、旦那様の考えがあり。

何が正解かも間違いかもわからないし一人一人 違うものだから、私の答えが 誰かの答えになる必要もないと思っていますし、そもそも私の答えが誰かの答えになるなんて烏滸がましい押し付けは嫌いです。

今の正論や理想論は、この瞬間だけのものかもしれなくて、未来が変われば過去も変わると 思っているから、過去からの視点が強い私が 未来を見ている彼の生き方の邪魔はしたくない。

それが、私の答えです。

f:id:patakokun:20180324020735j:plain